何度目の転職活動?
県の臨時職がそろそろ終わりに近付き、就活をすることになった。
そんな時、県で一緒に働いてたおじちゃんから電話がありました。
その方は私より早く期間満了で退職されていて・・・新たな職場で働いていました。
その職場が新たに求人を出しているから、どうだろう?と。
ほんと私は恵まれています。
こうやって声をかけてくれるだけで有難いと今の年齢になれば、しみじみ思います。
電話をくれた方から業務内容を聞き、どうしようかなと悩みます。
それは、全くの畑違いの職業。
農業関係でした、しかも、国の補助事業の担当者という仕事。
ん?私にできるか?でも、土日は休みだし、県内を飛び回れる出張の多い仕事。
事務作業だけの仕事は楽しくないと思っていた私。
思い切って受けてみようと思いました。
どうせ落ちるだろうと期待せず思い切ってやるだけのことやればいいやと思いながら…
私の時代は、就職氷河期世代で正社員の狭き門に入れなかった1人。
(というか、活動すらしていませんでしたが💦)
また、面接はもう何十回と受けてきていたので、かなりメンタルも強くなり、面接慣れしている(自分で言うなよっ_(._.)_)
しかも、出来る風を装うことも長けてきていました(笑)
面接後、、、当日だったかな?採用の電話連絡がありました。
よしっ!とりあえずこれで生きのびたぁ~と、ホッとしました。
この仕事ですが・・・結構ハードワークでした。
出張(1日3~4件)、報告書作成、アポ取り、県内の移動も自家用車使用。しかも残業禁止なのでみんなと無駄話なんてしていられない。
よく一緒に働いているおじちゃんが話しかけてきていましたが、早々に切り上げていました。
仕事はなかなか終わらず、定時で帰れない日々もありました。
また、私が担当している農業経営体と研修生間のトラブルの対応に追われたり、疲弊していました。
そんなある時、、、
「私が開業を決意する出来事がありました。」
そっち側の人間じゃない!
この仕事は農業経営者と深く関わる仕事でした。
やり取りするのは、社長や担当管理職が多く、事業を動かしている人達なわけです。
深く関わっていく中で、私は以前より自分の胸に抱いていた熱がふつふつと湧き上がることに気付いていきました。
「いいなぁ~。好きなことがやれてて。常に自分に決定権があって、やろうと思うことは実現可能な人たち。うらやましい。」
そんなある日、仲良くなった女性(社長の奥さん)に
「あんた、そっち側やないろう?」
えっっ???
「だから・・・こっち側の人間やって!」
はじめ、言っていることが理解できなかった私。
でも、その後もことあるごとに言われました。
ん?私の歩んでいる人生は違うのか?
そっちじゃない?どういうこと????
毎日考えるようになっていました。
つづく・・・